買取との違い

質預かりの最大の特徴は物を戻せるという点です。
買取でお品物を手放した場合、もう一度欲しいとなったら、同じものを買い直すしかありませんが、
質預かりの場合は最初にお渡しした元金と利息をお支払いいただければ、お品物を戻すことができます。
もちろん新しく買い直すよりも安価ですし、質庫という倉庫でしっかりと保管しておりますので、品切れになってしまうという事もありません。
　
ただし、“少しでも多くお金が必要‼”という方は買取がおすすめです。
買取と質預かりでは査定額に差があり、買取の方が僅かに金額が高くなります。
金額の差の理由としましては、査定時と質流れ日のタイムラグです。
質流れとは、質預けしていただいたお品物の所有権がお客様からお店に移ることを言います。
質流れまでには最低3ヶ月の時間があり、その間の相場変動を加味させていただく為、金額に差ができます。
　
そのため
・戻す予定はない
・少しでも高く売りたい
という方は買取があっているかもしれません。

質預かりのメリット・デメリット

質預かりのメリットとデメリットをご説明致します。
　
【質預かりのメリット】
①すぐにお金が借りられる
金融機関でお金を融資してもらう場合、審査に時間がかかってしまいますが、
質預かりの場合、買取と同様お品物を査定させていただくだけですので、
1品5～10分ほどでご融資可能です。(書類のご記入等含めると15～20分程度)
(お品物によっては査定に半日～数日掛かってしまうものもございます。ご了承ください。)
②返済義務が無い
質預かりのご契約には返済義務がございません。
ご返済が難しい場合は預けたお品物を手放す選択をしていただければ、
お品物の所有権が当店に移り(質流れ)、お客様は返済の必要が無くなります。
※質流れしたお品物はお戻しすることができなくなります。
③信用情報に影響がない
質預かりでの借り入れは信用情報に登録されません。
そのため現在質預かりでお金を借りていても、過去に返済せず質流れしていても
信用情報に影響がありません。
今後車や家の購入でローンを組む予定の方なども安心してご利用下さい。
また、質預かりはお品物を査定し、お品物を担保にご融資いたしますので、
お客様の融資履歴等は関係なくご利用いただけます。
　
【質預かりのデメリット】
①お金を借りるためには物が必要
お金を借りるという面で見たとき、質預かりの最大のデメリットが“物が必要”という点かと思われます。
また、お品物の査定額に応じてご融資する為、必ず必要としている金額が借りられるとは限らない点もご注意ください。
②買取よりの金額が低い
買取との違いでも挙げましたが、買取と質預かりでは買取の方が提示額は高くなります。
少しでも高く手放したい方には質預かりよりも買取の方がおすすめです。
③利息が発生する
質預かりしたお品物をお戻しする際には、最初にお渡しした元金と利息をお支払いいただく必要があります。
正直なところ、金融機関などから融資してもらう場合よりも質の利息は高いです。
お客様の大切なお品物をお預かりする性質上、お品物の保管には細心の注意を払っております。
お品物を個別に梱包し、温度・湿度を管理している質蔵(公安委員会の基準をクリアした丈夫な倉庫)にて保管しており、質預かりの利息はお品物の保管・管理費用という側面も持っているため、利息が高くなってしまうのです。

戻すには？

質預かりで品物を戻すにはどうすればよいかをご説明いたします。
まずお戻しするには、質預けしていただいたご本人様のご来店が必須となります。
たとえご家族の方であったとしても、ご本人様以外には返却できませんのでご了承ください。
　
お品物を戻すには、最初にお渡しした元金と利息をお支払いいただく必要があります。
利息については月割で発生し、10万円以下のお預かりの場合、1ヶ月あたり9%の利息がかかります。
　
例）
80,000円の質預かりご利用の場合
1ヶ月以内にお戻しする場合・・・80,000円+7,200円=87,200円
1ヶ月～2ヶ月でお戻しする場合・・・80,000円+14,400円=94400円
2ヶ月～3か月でお戻しする場合・・・80,000円+21,600円=101,600円
　
ご本人様確認とお支払いが完了でお戻しすることができます。
　
　

戻さない選択肢

質預かりのメリットにも挙げさせていただきましたが…
　
質預かりではお金を返す義務はございません‼
　
お品物を担保にお金をお貸ししているため、返済する余裕がない場合やお品物が不要になった場合は何もせずに放置していただければ
お品物は質流れとなり、お品物の所有権がお客様からお店に移るので、お客様はお金を返す必要がなくなります。
ただし、質流れしたお品物はお戻しすることができなくなりますのでご注意ください。
　
質流れになるのは、質預かりした日から3か月後となります。
例えば6月18日にご利用いただいた場合、質流れは3か月後の9月18日となります。
期限が近付いた場合でもお店から連絡などは致しませんので、お品物を戻す予定の方は期限を忘れないようにしてください。

期限を延ばす方法

質流れ期限が近付いてきたけれどお金が足りない…、けど品物をあきらめたくない！
そんな時に使えるのが質流れ期限の“延長”です。
延長はどうすればよいかというと、ご利息だけをお支払いいただければいただいた月数分期限を延長することが可能です。
1ヶ月分いただければ1ヶ月延長、2ヶ月分いただければ2か月延長…といった具合です。
期限の延長は、元の期限前であればいつでも可能です。
期限当日に延長しようと思っていたのに急用で行けなくなってしまった。
という事もありますので、期限に余裕をもってご来店ください。
　
延長した期限からさらに延長という事も出来ますので、まとまったお金が用意できるまで質預かりを継続することが可能です。
延長した後で、返済の目途が立たない、やっぱり品物を手放そう
となった場合は利息の支払い(延長)を止めれば新しい期限で質流れとなるため、無理に利息を支払い続ける必要はございませんのでご安心ください。
　
しかしながら、延長できるとはいえ、質預かりのデメリットで挙げたように質預かりの利息は安くはないため、あまり長期間のご利用はおすすめできません。
お戻しの目途が立ちそうにない場合はお品物をあきらめる選択肢も必要になってきます。