質料（しちりょう）とは？＝利息のことです

質預かりでは、査定のうえお預かりした金額に対して、**一定の利息（＝質料）**がかかります。
これは、お品物をお預かりしている間にかかる「保管料＋貸出利息」のようなイメージです。

◆ 質料の仕組み（例）：
例えば、10万円を質預かりでお借りした場合
→ 月の利息が「8%」だとすると、1ヶ月後のご返済額は…

元金：100,000円

質料：8,000円

合計：108,000円

となります。

また、お支払いは「元金＋利息」をまとめて一括で返すだけ。
「毎月の分割払い」などは不要なので、返済計画も立てやすいのが特徴です。

返済できなかったらどうなる？＝「質流れ」になります

「もし期限までに返せなかったらどうなるの…？」と心配される方もいらっしゃいますが、どうぞご安心ください。

質預かりには、取り立てや督促といったものは一切ありません。

万が一、お預かり期間内にご返済ができなかった場合は、
お預かりした品物が**「質流れ」**となり、お品物の所有権がお店に移ります。

つまり、

返済の義務がなくなる

追加請求もなし

信用情報に傷がつくことも一切なし

という、とても安心・シンプルな仕組みなのです。

【事例紹介】給料日を待って期限を延長。大切な腕時計を無事に受け戻し

先日ご利用いただいた30代の男性のお客様は、高級ブランドの腕時計を質預かりされていました。
月末にまとまった支払いが重なり、「一時的に5万円だけ現金が必要」とのことでご来店。

質預かりでご融資を受けた後、
「来月の給料日には必ず返せるので、それまで預かっておいてほしい」とおっしゃっていました。

しかし、期限を迎える直前に再度ご連絡があり、
「ちょっと給料の振り込みが遅れてしまって…もう数日だけ延ばせますか？」とのご相談。

このような場合でもご安心ください。
質料（利息）だけをお支払いいただければ、お預かり期限の延長が可能です。
このお客様も、延長分の質料をお支払いいただき、無事に給料日後に元金をご返済のうえ、腕時計を取り戻されました。

お品物を無理に手放す必要はありません。
お客様のご都合に合わせて、できる限り柔軟に対応いたします。

「あと数日あれば…」というときも、ぜひ遠慮なくご相談ください。
私たちは、お客様の“大切にしたい気持ち”に寄り添ったご提案を心がけています。

不安なく使える質預かりを、もっと身近に

【エピソード紹介】はじめての質預かりで不安だったけれど…
以前ご来店いただいた60代の女性のお客様は、結婚指輪として長年大切にしていたプラチナのリングをお持ちになりました。
お孫さんの入学祝いにまとまった金額が必要になったものの、「年金暮らしで今月は少し厳しくて…」と悩まれていたそうです。

「指輪は売りたくない。でも一時的にお金を借りたい」とのご希望で、質預かりをご案内しました。

初めてのご利用ということもあり、「利息は高いのでは？」「返せなかったら催促されるの？」といった不安をお持ちでしたが、
丁寧に仕組みをご説明させていただいたところ、
「売らなくてもいいなんて本当に助かります。安心しました」と、
納得のうえでご利用いただけました。

その後、お孫さんの入学式が無事に終わったタイミングでご返済いただき、大切な指輪は元どおりお客様の手元へ。

「こんなに簡単で安心なら、もっと早く知っていれば良かったわ」と笑顔でお話しくださったのが印象的でした。

はじめての質預かりは、誰でも不安を感じるものです。
でも、私たちは“モノ”だけでなく“気持ち”も大切にする質屋でありたいと考えています。

不安なこと、気になることがあれば、どんな小さなことでも大丈夫です。
スタッフが丁寧に、わかりやすくご案内いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。