クロエを代表する名作バッグ「パディントン」とは

クロエの「パディントン」は、2000年代前半に一大ブームを巻き起こした、
ブランドを象徴するアイコンバッグです。
南京錠を大胆にあしらったデザインは、
当時のファッションシーンに強烈なインパクトを与えました。

パディントンが登場した当時は、
バッグに「軽さ」や「実用性」が求められ始めた時代。
その中であえて重厚な南京錠を主役に据えたパディントンは、
機能性よりもファッション性を優先した存在だったと言えます。

一時は「重い」「使いづらい」といった理由で
表舞台から姿を消した時期もありましたが、
近年のY2Kブーム再燃により、
当時のデザインそのものが再評価され、再び注目を集めています。

買取実績｜USED ABランクでもしっかり評価

今回お持ち込みいただいたパディントンは、
使用感はあるものの革の状態も良く、
全体としてバランスの取れたUSED ABランク品でした。

お客様からは
「昔流行っていて、しばらく使っていなかった」
とのお話を伺いましたが、
現在の市場動向と状態を踏まえ、
適正価格にて78,000円でお買取させていただきました。

実際に店頭では
「当時かなり頑張って買った」
「思い入れがあって手放せなかった」
というお声をいただくことも多く、
パディントンは記憶と結びついたバッグだと感じます。

鑑定士が解説｜クロエ パディントン評価ポイント

パディントン最大の特徴である南京錠は、
真贋鑑定・評価の両面で非常に重要なポイントです。
ネジの形状、刻印の精度、金具の質感などを細かく確認します。

実際に何百点ものブランドバッグを査定してきましたが、
クロエのパディントンほど
「時代の評価がもう一度戻ってきたバッグ」は
そう多くありません。

Q. パディントンは古くても売れる？

古いモデルでも問題なくお買取可能です。
状態次第ではジャンク品でも査定対象となります。

Q. 付属品がなくても査定できる？

付属品がなくても査定は可能です。
ただし、南京錠や鍵が揃っている場合は評価アップに繋がります。

クローゼットの奥で眠っているバッグが、
今の相場では思いがけない評価になることもあります。
「もう古いから」と決めつけてしまう前に、
一度、現在の価値を確かめてみてはいかがでしょうか。