消費者金融と質屋の違い
消費者金融と質屋の違いは、「法律」「融資の仕組み」「返済の有無」などになります。
1.「法律」・・・
・消費者金融➡『賃金業法』に基づいて営業します。
・質屋➡『古物営業許可』+『質屋営業許可』に基づいて営業します。
2.「融資の仕組み」・・・
・消費者金融は無担保で融資を行います。(※誰でも融資が受けられるとは限らない)
・面倒な審査あり!申込者の信用情報・返済能力等が調査されます。
・どのような審査かというと・・・
①カードローン・クレジットカードの信用情報
②年齢・年収・雇用形態の申し込み条件
③他社からの借入残高
上記の主な項目が調査され、基準を満たしていれば借り入れが可能になります。
また、自己破産やブラックリストに登録されている方や、給料収入などが無いと融資を受けることはできません。
様々な条件をクリアしないと融資を受けることは難しいといえます。
・質屋は担保として品物を預ける「質預かり」というシステムを採用してます。
※担保として預けることができる品物は、貴金属・宝石・ブランドジュエリー・時計・ブランドバッグ・財布・iPhone・電子機器・アクセサリーなどで、品物の価値に相当のお金を借りることができる仕組みになってます。
担保価値のある品物があれば、(一定の条件はありますが)誰でも利用することが可能です。
3.「返済の有無」・・・
・消費者金融で借りたお金は借金となりますので、返さなければなりません。
また、借りたお金には利息がつく場合がほとんどですので、元金+利息を含めた金額を期限内に返済する義務があります。
返済しないと遅延損害金が発生する場合があり、信用情報にも影響を与えてしまうことがあります。
最終的には債務整理や、法的手続きが必要になる場合もありますので、よく考えて借りることが重要です。
・質屋では品物を担保として預けるため、借金にはなりません。
また、返済ができなくても取立て催促することもありません。(下記参照)
質屋の返済義務
質屋でお金を借りた場合の返済義務は、預けた品物を手放せば発生いたしません。
質屋に預けた品物を『質草』といいますが、『質草』を手放すことを「質流れ」といいます。
質預かりの期間は3カ月で最終期限日を「流質期限」といいます。
この「流質期限」までに元金+利息(質料)を支払えば、品物を取り戻すこともできますが利息(質料)のみを支払って、期限を延長することもできます。利息(質料)のみの支払いもできないと、質流れとなって預けた品物の所有権が質屋に移るので、返済義務はありません。また、質流れになっても信用情報には記録されないため、本人の信用を落とすこともなく借りたお金を無くすことができます。
なので、『質屋』は実は返済義務はありません!!!
信用情報について
例えばですが「カードローン」についてお話させていただくと・・・
カードローンには信用情報が存在します。
・信用情報とは・・・
個人が過去にどんな借り入れや返済をしてきたかを記録した情報です。
①借入金額
②返済履歴
③借入先
④申し込み履歴
・・・返済が滞った履歴などは、信用情報機関に記録として残るので再度、借り入れが難しくなることがあります。
また、1度ブラックリストに載ってしまうと、他のところに行ってもカードを作ることが難しくなったりします。
しかし、「質屋」には信用情報というものは存在いたしません。
「質屋」は人の信用ではなく『質草』を基準にしてお金の融資を行っているためです。
※私たち、かんてい局においても他店の情報は共有されていません。
もし「質流れ」をしてしまっても、変わりなくご利用していただけますのでご安心くださいませ。
最後に・・・
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
「消費者金融」と「質屋」の違いや『質預かり』について少しでも基本的な知識が伝われば幸いです。
『質預かり』は急な資金が必要な場合にとても便利なサービスですが、安心して利用するためには信頼できる「質屋」を選ぶことが重要です。今後も「質預かり」に関する情報をお届けして参りますので、またお立ち寄りください。
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