買取と質預かりの違いって何？

まず買取ですが、「買取は品物をお店に売ること」です。
お品物を手放す代わりに、お金を受け取って終了となります。

続いて質預かりですが、質預かりは品物をお店に売りません。でもお金を受け取ります。
つまり、「品物をお店に預けて、お金を借りる」のです！
この買取と質預かりで違う点は主に２つです。
それは　①後で手元に戻せるかどうか　②査定金額　です。

買取を選んだ方が良い場合

買取の場合、その時の時価（相場）を参考に買取をします。
一部の物（ROLEXや金などの資産）を除き、基本的には品物の価値（査定金額）は段々と下がってしまいます。
寝かせるくとによって価値が上がる品物はほとんど無いということを覚えておいてください。

例えば5年前の財布より、今年の新作の財布の方が目を惹きますし、やっぱり新しい物の方が興味を持つ人の方が多いです。
そのため、「売ろう！」と思った今が一番の売り時だったりします。
今日「３万円」と査定された品物が、半年後に同じ査定額にならないことは多いです。
なので、「もう今後使う事がなさそうな物」や「似た品物が手に入りやすい物」は買取にして、その時の一番良い値段で手放すのがおススメです。

質預かりを選んだ方が良い場合

質預かりを選んだ方が良い品物は
①思い出の多い品物
②同じ物が手に入りづらい物
③今後使う可能性がある物
です。

①「思い出はプライスレス」というCMが昔ありましたが、大切な頂き物や形見のお品物などの思い出はかけがえのないものです。お品物を一度手放すと買い戻すのが極めて難しくなります。思い出のあるお品物は後々買い戻しができる質預かりにしておきましょう。
②「同じ物が手に入りづらい物」も質預かりがおすすめです。例えばロレックスの時計やエルメスのバッグなどは、今正規店に行っても人気による品薄でなかなか狙った物が手に入りづらい状況となっています。こういったお品物の場合、もちろん買取価格も高騰はしているのですが、今後のことを考えて質預かりにするお客様も多くいらっしゃいます。
③「今後使う可能性がある物」も質預かりにしておきましょう。手放してまた買い直すのはもったいないです。

ちなみに、質預かりの査定金額は買取価格の50～90％です。品物によって変わります。質預かりしている間に相場の下落が起こりそうな物ほど質預かりの査定額が低くなります。詳しくは店頭でご確認ください。

質流れには気を付けて！！！

質預かりには「質流れ」というシステムがあります。
質流れとは品物の所有権がお客様から店舗に移ることを指します。
例えば、5/1に質預かりしたお品物の質流れ期限は8/1となります。8/2までにお品物を引き取りにこない場合、8/2にはお品物が店頭に並び、販売させていただく仕組みとなります。
質預かりは貸金業とは異なるため、質流れの期限が近付いてもお客様へ連絡することがありません。
催促が無いので、気軽に利用できる反面質流れ期限を忘れてしまうリスクもあります。質流れ期限は忘れないよう、気をつけてください！！！