プラチナの今後の相場はどうなるのか？過去の相場と現在の相場についてご紹介！

現在（2022年5月）のプラチナ（Pt1000）の買取価格は、約4000円ですが、過去には1g7500円と、金相場よりも高値で取引されている時代がありました。いままでで最も高値を付けたのは2008年ごろとなります。このころは、中国・アメリカなどでの不動産バブル等の影響によってプラチナが高騰していました。しかしその後は、リーマンショック等の世界金融危機の影響を受けて、プラチナの価格も下落しました。このようにプラチナは、特に経済の状況にかなり左右される貴金属となっています。

今後のプラチナの相場を予想！上がる？下がる？

では、今後のプラチナの相場は上がるのでしょうか？先ほども説明したように、プラチナは世界の経済の状況に左右される貴金属です。その理由は、プラチナは工業用に使われる割合が多い貴金属であるという点があります。特に自動車関連の部品などに使われている割合がプラチナ全体の約６割となっており、自動車産業の影響を大きく受けています。なので、今後の自動車産業の動きを予想することで、プラチナの動きの予測もある程度わかると考えられます。

プラチナが高騰するかどうかは、自動車次第？

過去にあった事例では、（2015年）VW問題により欧州でのディーゼルエンジン車の需要が減少　→プラチナ価格が大幅に下落　ということがありました。ディーゼル車のエンジンには、ガソリン車よりも多くのプラチナが使われているためこのようなことが起こりました。近年では、パラジウムというやはり自動車のエンジンに使われている金属の価格が高騰したときに、代替金属としてプラチナの需要が高くなり、プラチナの価格が高くなるということもありました。そして今後の自動車業界ではどのようなことが起こり、どのようにプラチナの価格に影響を及ぼすのでしょうか？今後プラチナの需要が高くなるのでは？と注目されているのが、燃料電池です。燃料電池を使った燃料電池車のエンジンには、プラチナが多く使われます。その量は、ディーゼルエンジン車の約10倍ともいわれます。この燃料電池車が普及したときには、プラチナが今よりも高くなることが予想されます。ただし現時点での燃料電池車の未来の見通しは明るくありません。ガソリン車の次の覇権の候補としてはＥＶ車（電気自動車）が最有力となっています。機能面、コスト面で後れを取っている燃料電池車ですが、今後の技術革新によって潮目が変われば、プラチナが過去最高値を更新するときが来るかもしれません。

まとめ

プラチナが今後高くなるのかは、世界の経済状況、特に自動車産業の動き方次第となります。自動車産業自体が斜陽ともいわれますが、プラチナを多く使っている燃料電池が普及すればもしかしたらプラチナが過去最高の価格になる時が来るかもしれません。また、思わぬ産業でプラチナの需要が高まる可能性もあります。

ただし、本当のところ、この後どうなるかは誰にもわかりません！売りたいと思った時が売り時ともいえますので、もし売りたいと思っているプラチナがお手元にある方は、一度かんてい局那須塩原店にご相談ください。査定金額を出すだけでも大丈夫です！査定には手数料やお金はかかりません！無料です！お気軽にご相談ください！