初代ティエリ・エルメスが1837年に高級馬具製造アトリエをオープンし、
馬具職人としてのクラフト技術を確立し、現在も世界中のブランドの中でも
別格の気品と、醸し出す長年の伝統を守り続けている憧れのブランドです。
なかでも、バーキンやケリーなどの人気のバッグはいつ頃発表されたのでしょうか。
今回は、エルメスの歴史について振り返ってみましょう。
1837年にアトリエをオープンし、1880年に乗馬に使用する鞍を
収納するアイテムとして「オータクロア」が誕生しました。
時代が移り変わり、移動手段が馬車から車や鉄道が誕生すると共に、
バッグとして人気を博しました。
エルメスの中では縦に長めのフォルムで、大きめのサイズが印象的です。
サイズ展開も豊富で女性だけではなく、男性が持っても十分な大きさのサイズもあるんです。
「オータクロア」をきっかけにエルメスはファッション業界に進出することになります。
1935年にベルト付きのバッグ「サック ア クロア」が誕生しました。
このバッグを愛用していた、モナコ公国のグレース公妃の1枚の写真から
世界中に知られることになりました。
ハリウッド女優のグレース・ケリーはモナコ公国の大公・レーニエ3世と結婚し、
当時マスコミに懐妊しているのでは?と追われている公妃は、シャッターを
切られる瞬間に咄嗟にバッグでお腹を隠しました。
その写真は雑誌「LIFE」の表紙を飾り、世界中にこのバッグが認知され
社会現象を起こすほど人気になります。
エルメスはモナコ公国の許可を得て、「サック ア クロア」を「ケリー」に改称し、
現在でも世界中の女性を魅了する憧れのバッグです。
「ケリー」の大きな特徴として、「外縫い」「内縫い」の2種類があります。
マチの合わせを外縫いすることで、角が立ちカッチリした印象を、
マチの合わせを折り返して内縫いすることで、角が無く柔らかな印象をそれぞれ与えてくれます。
「ケリー」は色味や素材・サイズだけでなく、縫い方の違いでも様々な表情を
私達に魅せてくれるバッグです。
1984年に誕生した「バーキン」ですが、造られたきっかけは偶然だったのかも知れません。
エルメスの5代目社長ジャン=ルイ・デュマ=エルメスが飛行機内で、たまたま女優で歌手の
ジェーン・バーキンと隣り合わせになりました。
その時のジェーン・バーキンのバッグが荷物で膨れ上がっており、
「そのバッグの中身が全て入るバッグをプレゼントしたい」
と提案し、「オータクロア」を改良して作られたバッグが「バーキン」です。
現在では原型の「オータクロア」よりも「バーキン」をエルメスのバッグのイメージを
連想するアイコン的な存在で、世界中の女性に愛される憧れのバッグになっています。
「バーキン」の特徴は、実用を前提とした仕切りの無い抜群の収納力とエルメスならではの
エレガントなデザインを兼ね備えたバッグです。
サイズ展開も25cm、30cm、35cm、40cm、45cmとあり、日本では30cmが
人気のサイズです。
また、2020年には「バーキン」の「外縫い」「バーキン セリエ」が誕生しました。
内縫いのバーキンと比べ、カッチリした印象でよりフォーマル感が演出されております。
エルメスのバッグと言えば、バーキンやケリーをイメージされる方が
多いと思いますが、その他にもガーデンパーティやピコタンなどの
革製品の他に、キャンバス(布製)製品も多くございます。
バッグ以外にも、革小物の財布や腕時計にアクセサリー類など、幅広い商品の種類が
ございます。
使う機会が減ってしまった。好みが変わった。など様々な理由で、ご自宅に大切に
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