■目次
皆さんこんにちは!!かんてい局宇都宮戸祭店です!
前回に引き続き時計の歴史について簡単にお話していきます!!
今回は中世から近代へ②編です!!
それまでの時計は大掛かりな物であったためにサイズ、重量共に持ち運べるようなものではありませんでしたが
15世紀後半から16世紀にかけて持ち運び可能なサイズの時計が誕生しました。
初めての機械式時計の動力源は錘が下がっていく力を利用した物でしたが
動力ゼンマイが発明されたことにより時計をコンパクトにすることに成功しました。
精度は日差が約30分~1時間ほどであったといわれています。
サイズ感はまだ大きすぎでポケットに入らなかったそうで
首からぶら下げるような形で使用されていたそうです。
また、世界初の持ち運べる時計の起源はまだ謎に満ち溢れており、
初めて開発したであろう人物の候補は何名かいるそうですがまだ定かではないそうです。
この振り子時計の完成には【近代科学の父】として有名なガリレオ・ガリレイが関わっています。
ガリレオ・ガリレイが1583年振り子の等時性を発見したことにより
機械式時計の精度は格段に良くなります。
その後1656年クリスチャン・ホイヘンスがこの原理を利用し振り子時計を完成させます。
ですがまだこの時の振り子時計は一定の条件下でしか正確にならなかったそうですが
さらにこの数年後、科学者のロバート・フックや時計師ウィリアム・クレメントが
より正確な等時性を保つことができる時計を開発していきました。
これによってこの頃の時計の日差は5分程とかなり正確になってきました。
振り子時計を開発したクリスチャン・ホイヘンスは1667年にテンプという部品を開発しました。
テンプという部品は振り子時計の振り子の役割を担う部品で、
振り子時計の問題点であった少し時計が傾いただけで止まってしまう症状を解決しました。
このテンプの発明によって持ち運びが容易になりました。
先ほどのテンプなどの発明により格段に進歩し、使いやすくなった時計ですが、
使用されている金属の性質上寒暖差によって体積が収縮、膨張してしまい
精度に影響してしまうという難点がありました。
そこで18世紀には寒暖差での体積変化のしにくいニッケル合金のインバーを開発します。
これにより更なる精度の向上へとつながりました。
今回は中世から近代の時計の歴史に触れてみました!
現在の様な高精度な時計が世に出るまでには長い年月様々な人のドラマがあります!
気になった方は詳しく調べてみると面白いですよ!
次回は「近現代、クオーツ時計の歴史」を投稿します!!
お時間があったらまた見ていただけると嬉しいです!
第1回「古代から中世編」はコチラから!!
第3回「近現代、クオーツ時計の歴史編」はコチラから!!
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